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岩茶の新茶

8月下旬は岩茶の新茶のシーズンです。

もう何年も通う中国茶専門店、それも世界遺産の武夷山でしかとれない「岩茶」の専門店岩茶房で新茶が供されるのです。岩茶房は毎年8月上旬にその年の新茶を買い付けに行くので、下旬からそれを飲む事が出来るんです。

武夷山の劉さんが手摘みして作った岩茶を、岩茶房の方が丁寧に淹れてくれて、それを飲む事が出来る。中国で入手するよりもはるかに高級で美味しい厳選された岩茶がポッと飲む事が出来るという幸運には常に感謝してしまいます。

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岩茶も何種類もあるのですが、それぞれ毎年味が違います。今年は香りの系統のお茶の出来がいいと聞いたので、夜来香と白牡丹を買いました。今年もまた1年、この信頼出来るお茶が頂けます。

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岩茶に出会った頃の私は仕事のストレスで心身ともにボロボロでした。常に頭に大きな岩を乗せているみたいに首も肩もガチガチに凝り、心も柔軟さを失っていました。身体も疲れ切っていて下を向いてとぼとぼ歩くような状態だったんです。

なにか気分転換になることはないかと考えていて思い出したのが、以前台湾に行った時に高貴な香りと飲み口に驚いた事のある烏龍茶のことで、どこか近くでもう一度あんなお茶が飲めないかと夢のように考えていました。そして、ネットで探して辿り着いたのが岩茶房だったのです。

地図を見ながら辿り着いた岩茶房、普通のお家の一階が居心地良く改装してあり、中国茶に関連する物などが趣味良く過不足なく品良く配してあります。テーブルに坐ってメニューを見て、夜来香を注文してみました。

しばらくすると小さい茶器のセットで出て来たかわいらしいお茶。一口すすり、その高貴な香りと味にショックを受けました。ガチガチに固まっていた肩が糸が切れたようにガクンと下がり、なにか憑き物が落ちたように感じます。また一口。優しいお茶が喉を通って行くと、心の奥の方から何かがこみ上げて来ます。

周りを見回すと、ちょうど別のお客さんがお店を出て行くところでした。他のお客さんがいなくなったのを見計らい、お店の方に「ちょっと泣いてもいいですか?」「どうぞ、どうぞ」という変な会話の後、ハンカチを顔に当ててオンオン泣きました。涙はしばらく止まりませんでした。

こんな出会いで始まった岩茶のある生活はその後も続いています。自宅で岩茶房で買った小さい茶器で淹れたり、岩茶房で友人とまったりお喋りしながら頂いたり。有り難い、有り難い。そしてまた、初めて飲んだ夜来香の年がまた巡って来たと思うと、感慨深い気もします。

この一巡で、次の新しい何かが始まるでしょうか。誕生日も近いです。。。

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コメント

Re: No title

こちらこそ、お読み頂いてありがとうございます。
よろしければまたどうぞお寄り下さい~。

No title

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
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