FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

徳川美術館:初音の調度

先日、名古屋の徳川美術館が開館80周年記念で「初音の調度」全点一挙公開ということで、お誘いを受けて行ってきました。

「初音の調度」は、三代将軍家光の長女で、尾張徳川家二代の光友と2才(数えの3才)で結婚した千代姫の婚礼調度です。この婚礼調度が超トップクラスの蒔絵の工芸品の数々。これでもか、のオンパレードです。全部で70件、全部国宝だそうです。

初音の調度
初音1

胡蝶蒔絵掛硯箱
初音2

名所香箱
初音3

香道具も、蒔絵、純金製、銀製など何セットもありました。

家光がBL(Boys Love)一筋だったために後継ぎがなかったので、家光の乳母だった春日局が作戦を立てて少女に男装させて送り込んで、やっと出来た子どもの千代姫さま。生まれてすぐの政略結婚の話を聞くとお気の毒かと思いきや、輿入れは11才の時に婚家の江戸屋敷の敷地に自分の屋敷を建てて移り、夫婦仲もよく、その後も幸せにお暮しになったようです。

莫大な持参金、幕府からの毎年出る潤沢な生活費など経済的には自立していて、後ろ盾は将軍、12才年上のかっちょいい旦那様(側室11人あり)とも仲がよく、2男2女に恵まれた徳川家最強女子の超豪華お道具類です。1点観るだけでも感嘆するのに、あんなにあると感覚がよく分からなくなりました。

ところで、千代姫の調度がなぜ「初音の調度」かというと、意匠が源氏物語の初音の帖にちなんでいるため。その中で詠まれる

「年月を まつにひかれて ふる人に 今日うぐいすの 初音きかせよ」

の字が、バラバラに蒔絵の中に隠し文字のように仕込まれているのでした。そしてうぐいすもホケキョ!と鳴いています。


関連記事
スポンサーサイト

コメント

Secret

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。