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初亀 無濾過生原酒 = アルコール度19%

今日は岡部の蔵元「初亀」の生原酒の発売日です。

無ろ過、火入れなしの生原酒、管理が難しいので流通にはのらないという幻のお酒です。大体が地元で消費されると聞いていたので、自分は縁がないと思っていました。それが、1か月ほど前、いつも初亀を買いに行く酒屋に寄ったところ「生酒要らんかね?」じゃないけど、予約出来ると声をかけてもらいました。酒屋さんが初亀酒造の遠い親戚筋?なので扱いがあるそうです。

そして、楽しみにした今日がその日!

ボトルは銀の包装紙に包まれて、新聞紙で巻かれています。岡部の蔵元から出て、宇津ノ谷峠のトンネルくぐってきたんですね~。去年、自転車で通ったので道筋まで分かりますよ~。

そして、私にはこの包装もたまりません。

一回も火入れをしていないので酵母が生きています。日光、室温禁止だそうで、直ぐに冷蔵庫に入れてくださいと念押しされました。

初亀生包装

そのうえ「原酒」です。
通常、日本酒は割水をしてアルコール分15%位にするのが、原酒はそのままだそうです。ラベルを見ると19%以上20%未満と書いてあります。強い。

初亀生酒ラベル

銀の包装を外すと、こんなシンプルなビンが~。

初亀生酒2015

1,238円+税。
手作りの、このフレッシュなお酒が、超地元価格です。

本当に、静岡では作ったものと消費者の距離が近いです。お酒もこうして瓶詰めしたばかりの作り手の見える銘酒が手に入るし、糀も作っている店で直接買っています。野菜は畑からの朝どりが買えるし、肉も地場産が手に入ります。卵も放し飼いの鶏の有精卵がお手頃価格。ややこしいものが何も入っていない、率直なものがダイレクトに手に入る。こんな恵まれた場所、ど~したらいいんでしょ!

そんなこと考えながら、口を切っておちょこに注いで、まずは鼻でふんふんふ~ん。そして一口。最初、かすかにシュワっとした発泡を感じます。清流を感じさせる液体。若々しい旨みがあり、甘みがきて、後口はさわやか。そして、口の中のどこか遠くで、樽で発酵していた時間が漂います。割水していないせいか、とても味が濃いです。通常の日本酒よりアルコール度数が高いせいか、ジワーッと胸の辺りが温かくなり、ほわっとしてきます。

あぁ、美味しいなぁ。

ラベルをよく見ると、製造日から10日以内にと書いてあります。う~ん、賞味期限がそんなに短いんだ。それに急かされて一度に沢山飲まないように気をつけないと。

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