阿倍峠はバリケード

お盆休み手前に静岡の自転車屋さんでコンポをアルテグラ6800(ロングゲージ32T)に換えました。

日本平サイクリングがシェイクダウンだったのですが、10キロ程走ると、フロントをアウターギアにするとチェーンとフロントディレーラが干渉してしまいシャカシャカいいます。インナーギアでも重いギアだと同じ現象。インナー縛りで軽いギアでクルクル回して乗って来て、後ほど自転車屋さんで調整してもらいました。初期のワイアー伸びとのこと。

さて、それで仕切り直して2度目のサイクリングは阿倍峠にしました。

阿倍峠は静岡県と山梨県の県境にあり標高1400m。安倍川河口から続く阿倍街道の突き当たりの梅ヶ島温泉(標高900m)から林道豊岡梅ヶ島線を8キロ程登った所になります。豊岡梅ヶ島線が崩落のため2年程通行止めになっていたのが、今年になって静岡側だけは通れると聞き行ってみました。ルートラボはこちら。静岡市街からは約50キロです。

安倍峠行き

行きは安倍川の右岸の道を行きました。遠く見える山々を見上げて阿倍峠はどれかなぁ〜などと思って走ります。

途中で左岸の阿倍街道に入りますが、阿倍街道も安倍川を渡ったり戻ったり。
安倍街道橋の上

ほんの20~30キロほど走っただけでもう山の向こうに来てしまいました。橋の上から川の下流を見て撮った写真です。スカッと晴れた青空の下、気持ちよく走ります。

以前車で行った有東木への登り口も、今日はそのままスルー。そしてコンヤ温泉の手前になって坂が急になって来ました。キツメの坂を登って温泉街?らしき所にさしかかりますが、水を買いたいのに自販機がない。少し先の学生が合宿をしているテニスコートの脇に自販機を見つけ水の補給を兼ねて小休止。コンヤ温泉過ぎた後は坂も急になり10%以上になる事もしばしば。じっくり登ります。3%の坂は休憩に思えて来ます。

梅ヶ島温泉に手前で坂がもっと急になり、特に温泉手前のドーナツスタンプのコンクリート道がちょっと大変。ほどなく梅ヶ島温泉に到着。
梅が島温泉

茶屋

梅ヶ島温泉の突き当たりの茶屋、湯元屋はおでんが名物らしいですが、お腹が減っていたので椎茸うどん注文。本当はおむすびとかお米が食べたいのに、コンビニもおむすびもありませんでした。

湯元や

腹ごしらえして、いよいよ林道に入ります。坂は激坂になってきますが、こんな看板が出ていたので峠まで行く気満々。

梅が島線通行可

少し行くと左手に滝があります。その名も鯉ヶ滝(恋敵)。看板に書いてある物語をひとしきり読んで、う〜ん、嫉妬と悲恋の物語があったのね〜と感心。有東木の山葵の苗持ち出し事件といい、このあたりには浄瑠璃風の物語があるなぁ。

そのうち出て来た通行止めは、最初の「通行可」の看板を信用してそのまま通過。

通行止め

たった一人で車も通らない山道を登ります。聞いてる人が誰もいないので「頑張れー」とか「終わらない坂はない〜!」とか「ヤッフ〜ッ!」とか適当な事を叫んでいると気持ちがいい。やはり、登り坂は喋るか叫ぶかしていると調子がいい私です。

安倍街道とは違い、この林道11~14%の坂が続きます。最初に14%になった時にはバランスが分らず自転車は前輪があがってウィリー状態。あせっ!!

2カ所程道路工事の箇所があったのでご挨拶。「この上まで行けますか?」「道は通っているから自転車なら行けるよ。トイレの先にバリケードがあるからそこまで」道に落ちている沢山の落石を避けながら、じっくりじっくり登ります。ここにくると6%の坂が休憩に思えて来ます。

見下ろす

見下ろすと、本当に山深い高い所に来ているのが分ります。立ち枯れた木があったり、何となく風景が変わって来ている。そして、左手に小さいログハウスのようなトイレを見て右に登ると、

わ〜、、バリケードだ〜。

バリケード

ここを突破するのはいかんですね。バリケードの脇をすり抜けて、ちょっと歩きで進んで見ましたが、振り返ると凄い事になってる。

安倍峠雲

雲がモクモクと凄い勢いで覆いかぶさって来ています。そういえばついさっきまで青空だったのに、急に曇ってる。ドライアイスの煙が落ちて来るようにモクモク湧いて迫って来ます。いや〜、こわ〜。早く降りなくちゃ。

下り道、結構急です。こんな急な坂、よく登ったわと我ながら感心します。登る時より一層注意深く落石を避け、コースを選びながら慎重に降りますが、雲に追われるしポツポツくるし。焦らず急げ、です。

林道を降りて梅ヶ島温泉の湯元屋でシロクマアイス食べます。行きに寄ったとき、おまわりさんが湯元屋で「今日は一人?」とか聞いていたのですが(多分自転車を見て)、それは林道に入る人数を確認しているとのこと。なので、戻った事を知らせる意味もあって寄りました。急いでアイスを食べて、後は転がるように降りて行きます。まだ雲が追ってくる気がする。

でもぉ、本日も最初の10キロ以降、フロントのアウターが使えません。前回と同じチェーンとフロントディレーラの干渉です。今日もインナー縛りなので、下り道が辛い。

ある程度下ったら雲からは逃れて晴れたけど、今度は灼熱地獄。だんだん吐く息が熱くなって、ぼーぼーと火を吐いている気分。美味しいと聞いた手作りのわさび漬けの店に寄って、ついでにお水一杯所望。水を幾ら飲んでも足りません。

山葵小沢

大分降りてコンビニが出て来たのでガリガリ君休憩で一瞬冷やします。そして無事に街まで帰ってボーボーと火を吐きながら自転車屋さんに寄って「直ってないじゃん、インナー縛りで大変だった!」とその勢いで文句を言ったらしいです。その辺りは暑くて記憶にありません。

バリケードに阻まれて安倍峠まであと500m、標高1449mまで行って来た105キロのサイクリングでした。

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日本平パークウェイ:自転車は通行禁止

自転車で三保の松原に行って、帰りに日本平に登って来ました。

静岡市街地から三保の松原までは海沿いのいちごラインを一走り。日差しが強くて辛ーい。そして、この日も富士山は見えず。まだ一度も静岡からの富士山をはっきりと見ていません。

三保の松原の茶屋のご主人、世界遺産に決まった朝に行った際にはハッピを羽織った気楽な格好でしたが、この日はおしゃれなワイシャツに蝶ネクタイ、商売繁盛とおもてなしの心意気が見て取れます。でも抹茶アイスクリームイマイチ、改良の余地ありですねー。

戻って来て清水日本平パークウェイから登りに入ります。短い距離ですが、そこそこの斜度があります。この日、夫が三保の松原に案内してくれたのですが、ここで順番入れ替わり。クロスバイク初心者で坂道初体験の夫は休み休みです。私は先に行かせてもらって写真撮ったり。

日本平海

でも、日本平に着いて自分のチャリの写真を撮っていると、程なく到着して写真を撮ってくれました。え?結構早いんじゃない?その気になったら直ぐに抜かるかも。

日本平2

ご当地飲料で茶屋で一休み。お茶コーラの方が美味しかったです。

ソーダ

この後ロープウェイの駅まで行き自転車を停めて久能山東照宮まで行って来ました。クリートシューズだったため本殿上までは行きませんでしたが、海を見下ろす標高150m。麓の山下からだと東照宮までの階段は1159段だそうです。

そして静岡側の日本平パークウェイを下り、動物園の前を通って静岡市に帰りましたが、後で聞いた所こっちの道は自転車通行禁止だそうです。清水側はOKで静岡市側はダメなの?と思いましたが、合併前に有料道路だったのが無料化された際の両市の扱いの差が合併後も残っているんだとか。

静岡市、市内の道には自転車通行帯が水色に塗られて作られていたりして自転車に優しい都市だと思っていましたが、そうばかりでもないんですね。

お盆で墓参りツアー

今年は家族の休暇が長めに取れたので、墓参りツアーに出掛けました。

静岡発で3ヶ所4泊5日というタイトなスケジュールです。初日は静岡を出発して京都を経由し金沢で1泊。2日目は金沢を出発して白山経由で京都に行き1泊、3日目は長野県の伊那に行き2泊。最終日は山梨県の秘境、奈良田温泉(温泉入らない)に寄って静岡に戻る、という旅程で、移動距離は約1500キロ。東京大阪を一往復半くらいの距離でしょうか。車の移動で結構疲れましたが、お墓参りや親戚に会う事が出来てよかったです。お盆って偉大。

金沢の夜は夫の案内で居酒屋でお刺身。ごめんね静岡、でもお魚は金沢が勝ち!
刺身

珍しいマグロの眉間は大トロのような旨さ。鯛も鰤も美味しい、文句無しの一皿がこれで一人前(2人分以上あるよ)。岩ダコのバター炒めなど大皿にたっぷり乗って380円、ずるい。

翌日、墓参や親戚訪問の後、京都への途中で白山に寄り道して菊姫酒造に。
菊姫酒造

菊姫ソフト

蔵元近くの酒屋にあった菊姫大吟醸ソフト。暑いからすぐ溶けちゃう。

京都で一泊して翌日伊那へ。このあたりからやっとのんびりムードに。伊那は朝夕は寒い位に気温が下がるのでぐっすり眠れて身体も楽々。2泊したので墓参の他、叔父の家の裏山に30分ほど登り標高1,010mから伊那谷とその向こうの八ヶ岳、鋸岳、仙丈ヶ岳を見渡したり「見晴らしの湯」でのんびりお湯につかったり。

中央アルプス

ちょうどペルセウス座流星群の極大の日だったので、近くのアスファルトの道に横たわり空を見上げること1時間。夜風は冷たいけど、昼間温まったアスファルトが背中にホカホカ温かい。極大の時間までは眠くてもたなかったけど、それでも天の川も丸見えの中、立派な流星20個ほど見て満足しました。

最後の帰り道は、奈良田温泉へのドライブです。奈良田温泉、伊那からの直線距離は50キロ弱ですが、南アルプスがあって真っ直ぐ行けないので遠いです。中央高速の上り線で双葉ジャンクションまで行ってそこから南下し、富士川のブルベのPCになるローソンを過ぎて身延町まで下がります。そこから南アルプス街道に入って北上すること約2時間、伊那から160キロの距離になります。なかなか秘境っぽい場所でしたが、温泉も入らず取って返してやっと静岡に戻りました。犬も大分疲れたようです。

ところで、奈良田温泉はヌルヌルの秘湯で、また白峰三山(しらねさんざん:北岳、間ノ岳、農鳥岳)の下山口だそうです。町営の日帰り温泉の庭には大きなリュックサックが幾つも転がっていました。

伊那から奈良田温泉に自転車で行ったらどうなるかルートラボ引いてみました。

              ****

この後、静岡に帰着してホッとする間もなく金沢から訃報が届き、電車の一人旅でもう1ラウンド行って来ました。移動距離の延びたお盆でした。

夏のサイクリング合宿

先週の始めに東京に戻り、週末はO師匠と仲間達のサイクリング合宿に行って来ました。

初日は碓氷峠を越えて軽井沢散策。日帰り参加者用に師匠が引いた余裕のあるコースです。まずは横川まで輪行して、昔風の街道を走り始め、坂本宿を過ぎて碓氷峠にとりかかります。ちょっと行くとすぐに眼鏡橋。

眼鏡橋

見上げるような大きな橋なのに、写真に撮ると小さく写ってしまいます。近くに駐車場もあるので車での観光客もいます。

碓氷峠はカーブの数を道すがらの表示板に示してあり、登り切った所で184という数字になります。平均斜度が4~5%で、イメージよりも緩やか。樹々に覆われた木漏れ日のきれいな坂道をゆっくり登っていけば案外あっという間に登れます。道はちょっと荒れていますが、踊り場的な平場がちょこちょこあるので休み休み登れる感じ。

碓氷峠
碓氷峠集合

碓氷峠を過ぎると長野県になり、下りのないまま軽井沢に入ります。昼時なので軽井沢バイパス沿いのレストラン「シャレー」を目指し、美味しい洋食メニューをみんなでシェアしてあれこれと頂きました。食後は「軽井沢市内散策へGo!」という師匠のかけ声で走り始めますが、旧軽の立派な別荘エリアを走ったりしているうちに、あれ?登ってる?あれあれ?キツいよこの坂!という狐につままれた感じのまま坂道に誘われ、気がつくと離山の北側を長倉の方まで短いですが結構な激坂を登り、星野温泉に抜けました。ちょっと下った所で、師匠から「坂を上ったご褒美に珈琲行きましょう」と中軽駅前の大和屋さんで美味しい珈琲を飲んで、そこから佐久平まで一走り。ここで日帰り組とはお別れ。この後、ちょっとスピードを上げて中込駅まで走り輪行で宿泊するロッジのある清里まで行きました。

清里駅

ということで初日の走行距離は60キロ足らずですが、大勢でワイワイと楽しみました。

翌朝は8時出発。素泊まりの宿近くのセブンイレブンで朝ご飯。コンビニご飯というのは、コンビニで食べ物を買って、それをコンビニの外で座り込んだり立ったまま食べたりする事です。最近はすっかり慣れました。

今回は宿に洗濯機や乾燥機がなかったので、フロントバッグとバックパックにTシャツとパンツ、翌日分サイクルウェアを詰め込んで行きました。2日目には峠越えがあるので、軽量化のため初日に着たサイクルウェアはコンビニから宅急便で送り返しました。最初はTシャツとパンツも送ってしまうつもりでしたが、2日目の終わりに温泉に寄る事になったのでそれはキープ。それでも、軽く出来てよかったです。

補給食も買込んで清里から野辺山に走ります。野辺山は言わずと知れた標高が日本一高い駅なので、当然走り始めから上り道:-)そして、野辺山から川上村の広々したレタス畑のあいだを通って信州峠を目指します。スケールの大きな景色と高原の空気、スピードに乗って走る道、最高に気持ちがいいです。

そして登り坂が始まります。7%を越えると時速9キロを割ります。10%を越えると時速6キロを割ります。でも結構そんな数字を越える斜度の坂をえっちらえっちらと登ります。峠の上まで6キロほど。

厳しい坂を登ると股のサドル接地部分がしびれたり痛くなるのでサドルを換えたいと思うけど、実はそれはペダルを踏みおろすパワーがペダルに伝わらないでサドルを押し付けてるんじゃないかという気もして、その事と、力を逃さずペダルを踏む事、上半身をリラックスさせることなど、筋肉の使い方やフォームを考えながら色々と試行錯誤しながら登ります。

登りは大変だけど、終わらない坂はない。辛くなると声を出して「がんばれ〜っ!」と自分を励ましながら登ります。師匠も一旦上まで行って、励ましの伴走に降りて来てくれます。

信州峠を越えて下って、次は瑞牆山(みずがきやま)の登山口の瑞牆山荘まで登ります。斜度がキツいけど距離は4.5キロ。瑞牆山荘まで登山バスが入り、100名山である瑞牆山に登る登山客が溢れ出て来ます。登った位下り、最後のピーク木賊峠に取り掛かります。

木賊峠は5キロほど。師匠がゆっくり一緒に登ってくれるので、登りの際には苦し紛れに喋りたい質の私は師匠相手に大声で喋り続け。ここにきて脚力の強い人がシャクシャクシャクとリズミカルにペダルを踏みしめて抜いて行きました。一人、また一人と力強いペダリングで登って行くローディ。う〜ん、すごいなぁ、やっぱりああいうリズムで登りたいけど、それには圧倒的に筋肉が足りない、脚力がなさ過ぎ。そのうち女性ローディが来て確実なリズムで抜き去って行きました。憧れる〜!でも、ここで自分のペースを乱すのは命取り。相変わらずのペースでじっくり登ります。諦めずに漕いでいれば、そのうちもう少し強くなる日も来るでしょう。

クリスタルライン

木賊峠の頂上では抜きさって行ったローディのチームとご挨拶。そして、彼らとは別コースのクリスタルラインを下ります。もう今日はこの先ダウンヒルばかりになります。細い山道、斜度が急な所はコンクリートになったり、細かい溝が掘ってあったりで走り難い。その上草刈りをしていて路面に草や枝が落ちていて気が抜けません。そんな山道を降りて荒川ダム脇の民芸茶屋だいこくやで一休み。そのあとは走りやすい昇仙峡脇の道を、切り立ったような岩肌をチラ見しながらドンドンと下ります。

そのまま山梨市の、養鰻場の池を掘ってたら温泉が出たので、うな重のある日帰り温泉施設になりました、という「正徳寺温泉初花」まで行ってサイクリング終了です。この日の行程は80キロでしたが、3つのピークを登り、長〜いダウンヒルをスピード良く降りて来て充実のサイクリングでした。

温泉でまったりつるつるになり、うな重も美味しく、ついビールも余分に飲んでしまって、あぁ楽しかった。主催の師匠にも、お仲間の皆さんにも感謝の2日間でした。

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